私が野良猫スペシャリストになった理由 『野良猫物語』~はじめに~

こんばんは、花を以って毒を制す!パワー注入系カウンセラーikukaです。

私は、”臆病で怖がりで、女性とうまく関係を構築できない野良猫男性”と若い頃に沢山関わった過去があり、
それを教科書=ネタにし、自称『野良猫スペシャリスト』と言っているのですが、ここまでオープンにできるのにはかなりの時間を要しました。


だって、本当はとても哀しく暗い経験の連続で、全ての男性に良い印象を持っている訳ではなかったから、、、

毎回毎回、繊細な心をズタズタに傷つけられ、でも向こうは気づいていなくて、平気で日常に戻ってしまう。
実はとても苦しくて、そして虚しくて、(今は全然恨みもないし仲直りしているお相手もいるので、当時はという話です)
何度も枕を濡らした事を自分勝手な野良猫たちはきっと知りません。
その悲しみの度に私だけ強くなって、明るさで傷を隠す様にもなってしまった。

『私にとっては本物の黒歴史なのです』





好きな人、愛している人であればある程、”愛憎”に変化して醜い感情も湧き出てしまうから、それに支配されるそんな自分もいつしか嫌になってしまっていた。

その感情は、全然向き合ってくれなかった父親に幼少期に向けた感情と同じで、他界する前日まで不仲で大嫌いだった、(本当は甘えたかった)
父親を思い出してしまう。
心理学を学んだ今なら分かるが、私は出逢う男性の殆どに父親を『投影』していたのだと思う。



父親に似た野良猫男性って

*気分良い時、手に入れたい時は猫なで声で楽しそうに近寄ってくる
*大勢の時は好意を示せるし、近づいて来れるし優しい
*3回目ぐらいで距離が近づくと二人で親密には話せないか避けるようになる
*急な音信不通がお得意
*自ら愛を差し出すのは嫌で、表面的に氷のように冷たい態度を取るし、本当にクールな性格の部分が多い
*相手の立場に立って物事を考える事ができない
*常にマイペースでワガママ

が際立った特徴だが、多く当てはまってしまい、そして生きていた若い頃の父親と瓜二つなのが、とても怖かった。

ある時は、同じ企業に属する親しい男性二人がそっくりという事まであり、途中からは雰囲気まで似てきてしまっていた。
当の本人たちは似ている事に気づかなくても、発言やメールの書き方までが似ていたので私は同類だ!!と、すぐ見抜く事ができていた。
”引き寄せの怖さ”をも体験してしまったのです。


もちろん、野良猫全てと深い付き合いをしていた訳ではないのだけど、友達の様な浅い関係でもこの特徴だけはすぐに見破れてしまい、スペシャリストだなと思う様になったのです。


この体験は私がお花と出会う時まで続き、40代から周囲の男性の質が徐々に変わり始めるのですが、
私の場合、それまでは野良猫との遭遇は何度も何度も連続で繰り返されたのが特徴で、自分でも嫌になってしまっていた。
この事を知っていた親友でさえもいつも不思議だったに違いない。

「次こそはまともな人でいて」という私の願いはいつも虚しく打ち破られてしまい、親友もがっかりしていた。

「あなたもまたなの?」
相手には届かない言葉を、何度心の中で叫んだだろうか。

何年も繰り返す虚しさの中で、私は野良猫には期待をしなくなり、野良猫の元から何の前触れもなく完全に姿を消す事を選び始めた。
本心とは裏腹に、SNSのつながりも含め全て切ってしまうという悲しい結末である。
そう、野良猫であった父=男性、これがインストールされた私は、父にした様に近寄ってくる男性たちにも徹底的に背を向けてしまったのである。


ここ数年の異性の信頼している仕事仲間や飲み仲間、親友と出会うまでこんな事をしていたのだから、哀しさと孤独ばかりだったと思う。


これが”野良猫スペシャリスト”と名乗る私の野良猫物語のはじまりです。

この次は、野良猫と惹きあうきっかけになった父親との確執を幼少期から追ってお話して、物語が幕開けしていきます。
ちょっときつめの内容を含みますが、46年後に父親の愛にも気づき、そして40代から徐々にワンちゃんの様な素直で素敵な男性達が、プライベートや仕事関係でも増え始めるという所まで成長しますので、良かったら最後までお付き合い下さい。


今夜も、有難うございました。
野良猫スペシャリストの異名を持つ、ikukaでした。
皆さまの幸せを願っております。LOVE💖

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